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気ままな山歩の記録
by loco156
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H22.07.10 梅雨の晴れ間に七面山&アケボノ平
アケボノ平からの七面山東峰(1624m)、奥は仏生ケ岳。
H22.07.10 梅雨の晴れ間に七面山&アケボノ平_e0050472_1246729.jpg
6月は雨と諸事でとうとう坊主となってしまった (ーー;)。
7月は何とか一山登りたいものと思っていた所、10日の天気予報が曇り後晴れと出た。
この機会を失すると今月も坊主に為り兼ねない。

金曜の夜、町の祭の用意でバタバタしているオデーカン様に、「明日は山に行くでぇ」と宣言した所、「ふぅーん」とつれない返事だが反対も無いので、出撃とした (≧ ≦)Ω ヨッシャ!。

行く先だが、一人山行なので、少し足応えのある所も良いか。
其処で閃いたのが七面山だ。何せ、登山口迄林道歩き1時間が有るので、とてもじゃないがオデーカン様には同行して貰えそうに無いので、この際、思い切って行く事にした。

以前からネットで、やれ、大峰山系ど真ん中、神仙平がどうたら、アケボノ平がどうたら… 妄想が~ (o^^o)ふふっ♪。

土曜日の朝、5時半頃に寝床をソロリと抜け出して、家を出たのは6時だ。
大峰山系は、台高山系に行くよりも遠いので、少し早めに出た。
R165、R370、R169、R309を辿りR168に出る。
R168を十津川方面へ進み、大塔支所前で左折して林道に入る。
この辺りの案内は五條市のHPに丁寧に掲載。中々 良い仕事をしている (^^)v。

林道を暫く登ると高野辻ヘリポートに出た。大峰山系のビューポイントと言われているだけ有って、山並が一望できる。
ここから、林道を激下り、林道篠原線を進むと、ネットで見慣れた橋の袂に到着した。
家から此処まで約3時間のドライブ、思ったより時間が掛かってしまった。
駐車地点には車が一台止まっていたが、周囲には誰もいない。もしかして七面山登山かな?。

此処から登山口迄1時間の林道歩き、、苦手なんで気が重いが行かずばなるまい。
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[本日の軌跡&所要時間]H22.07.10 梅雨の晴れ間に七面山&アケボノ平_e0050472_1252378.jpgH22.07.10 梅雨の晴れ間に七面山&アケボノ平_e0050472_12582963.jpg
[高野辻ヘリポートからの展望]大峰山系最高峰の八経ケ岳を中新に左右に山々が広がる。ムムムゥー、、、見事だ。
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H22.07.10 梅雨の晴れ間に七面山&アケボノ平_e0050472_1247470.jpg舟の川に架かるコンクリートの橋。此処から林道歩きの始まり。
ふぅー!、、1時間か。まっ 行ってみようか。無理なら引き返すだけだし。(最初から何ともへたれな)
H22.07.10 梅雨の晴れ間に七面山&アケボノ平_e0050472_055483.jpgコンクリートの林道をトボトボと登って行くと、滝が現れた。
2段になっていて、前日迄雨が降っていたのでかなりの水量。林道が無ければ「七面大滝」とでも名付けたくなる迫力だ。

この辺迄で、汗だくで、林道歩きが嫌になって来る。
フゥー! 林道長っ!、帰ったろうかしら、、へたれである ┐(´-`)┌ 。

ヨロヨロ、フラフラ、林道を登って行くと、一方が開けた広場になっている分岐に出た。
林道は右に曲がりながら更に登っているが、左への林道入口の大石に何やら書かれているので見に行くと、七面山登山口へは此処で左折するように書かれていた。
H22.07.10 梅雨の晴れ間に七面山&アケボノ平_e0050472_1259414.jpgH22.07.10 梅雨の晴れ間に七面山&アケボノ平_e0050472_12595958.jpg
視界が開けた方向に目をやると、向い側に明星ケ岳稜線と神仙平らしい草付の斜面が、、う、美しい!!。
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H22.07.10 梅雨の晴れ間に七面山&アケボノ平_e0050472_1303232.jpg分岐から10分程歩くと右手に登山口の標識が立っていた。
此処から山頂まで140分、、、、、うぅーん、、、既に10時半近い、、。
行ける所迄行って見るか、、(^_^;)
H22.07.10 梅雨の晴れ間に七面山&アケボノ平_e0050472_1305740.jpg登山口からは植林帯の急登だ。
ジグザグ道を登って行くが、林道歩きで疲れた上に、展望は無いは、湿気が多いわでヘロヘロ。
一曲がり毎に一息入れる有様、、、山頂は無理か?。
H22.07.10 梅雨の晴れ間に七面山&アケボノ平_e0050472_1312221.jpg標準時間30分の所を50分程掛かって、やっとの事で七面尾の尾根に着いた。

久しぶりなのが響いたのか、林道歩きが応えたのか、一向にスピードが上がらない。
標識には山頂まで80分の表示、、、行ける所迄、、、
尾根道の始めは緩やかな勾配の林間を抜けて行くが、それも直に終わって、桧の大木の根が張り出した尾根のアップダウン、シャクナゲの根が張り巡った痩せ尾根が続く。
前日の雨で木の根は滑り易いし、転倒でもしたなら、深い谷へのダイビングが必須。何とも気の抜けない所である /(・_;\ コワイヨー。H22.07.10 梅雨の晴れ間に七面山&アケボノ平_e0050472_1314899.jpgH22.07.10 梅雨の晴れ間に七面山&アケボノ平_e0050472_132206.jpg
H22.07.10 梅雨の晴れ間に七面山&アケボノ平_e0050472_1325527.jpg前方がやや明るくなって足元にミヤコ笹が広がると明るいタワに出る。小さな水溜りがあって、ヌタ場の様だ。
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木々の間から草原の斜面が見えた。
神仙平か?。
H22.07.10 梅雨の晴れ間に七面山&アケボノ平_e0050472_1331784.jpg目の前に笹に覆われた急登があるが、疲れ過ぎて登る気にならない。
えぇーぃ!! 休憩!休憩!。此処でアケボノ平での中食休憩は無くなったな。ハァー!!(~_~;)。
食欲は無いが、お握りを2つを無理やり水で流し込んで、一服立てる。
暫く、疲れからボーッとしていると、汗を吸い込んだシャツが冷たくなってきた。
仕方なく、目の前の笹付き斜面に取り掛かる 行くぞっ! (* ̄0 ̄)/オゥッ!!。

一歩一歩足元に目を落として足を持ち上げて行くと標識が見えた。
フゥー!! やれやれ 七面西峰に着いたぜぃ ( ̄ー ̄)v ブイ!。

西峰は稜線上の通り道といった感じで、ここから右の笹原を行けばアケボノ平、左の道は東峰へと続く。展望は良くは無いが、前方には仏生ケ岳の一部か?。

さてどうする?。「もう良いか」と思う心と、「いやいや此処まできたら東峰とアケボノ平は行っとくべきだ」との心のせめぎ合い。
行ったら家に帰るのが6時半、、いや7時半か?。オデーカン様が何て言うか、、(ーー;)。
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H22.07.10 梅雨の晴れ間に七面山&アケボノ平_e0050472_1342059.jpg何て思いながら、足は左に向いている (゜ロ゜) ヒョオォォ!。

西峰から東峰迄は痩せ尾根を一旦下り、少し登り返すと大峯奥駈道への分岐。大峯奥駈道へ道を左手に見送り、自然林の登山道を登り切ると1,624mの東峰に出る。
本日の最高到達点である。

山頂は樹木に覆われて展望は利かないが、少し先は鋭く切れ落ちていそうな雰囲気がムンムン。此処は素直に引き下がろう。
H22.07.10 梅雨の晴れ間に七面山&アケボノ平_e0050472_1344970.jpg

東峰から来た道を一旦西峰に引き返し、笹に覆われた尾根をアケボノ平に降って行く。樹木が切れると、憧れのアケボノ平に飛び出した。
H22.07.10 梅雨の晴れ間に七面山&アケボノ平_e0050472_13104623.jpgH22.07.10 梅雨の晴れ間に七面山&アケボノ平_e0050472_1311582.jpg
ネットの写真で見慣れているが、さすが現物には迫力がある。
岩壁が鋭く切れ落ちる東峰と、大峰主稜の仏生岳から孔雀岳、釈迦ヶ岳の山並みが見渡せる。絶景!!、、、w(°o°)w おおっ!!。

暫し、絶景を眺めていたが、時間も無いので、取り敢えず槍ノ尾の頭に行く事にする。
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笹原を踏み跡に従って一登りすると、ネットで良く出てくる崩れた廃小屋が現れ、横を通り過ぎて少し行くと踏み跡が分かれていた。
左の方が踏まれた感が強かったので、左に行くと、何だがピークの巻き道の様なので、途中でザレた斜面を這い登る事にした。

登った所が槍ノ尾の頭で、標識と三角点があった。

展望は無いので早々に戻る事にし、帰りは本来の踏み跡を降ろうとすると、踏み跡の真ん中で、蛇が今にも飛び掛りそうな形で此方を見ている ギェー!! ヘ、ヘビだっ ( ▲ ;)ゲェェ・・・。
慌てて引き返し、結局元来た巻き道から平に戻った フゥー! (⌒ ⌒; アセアセ。
H22.07.10 梅雨の晴れ間に七面山&アケボノ平_e0050472_1312520.jpgH22.07.10 梅雨の晴れ間に七面山&アケボノ平_e0050472_13122258.jpg
槍ノ尾の頭から帰ってくると、既に14時半と為っていた。
確か、西峰の標識に「登山口迄85分」と書かれていたので、林道歩き1時間と合わせると下山時間は5時頃となる。
此処は西峰を巻いて行きたい所だ。
笹原を少し登ると、薄い踏み跡が左の方へ延びていたので辿ってみる事にした。
途中、2箇所程山抜けで、斜面を登る事になったが、結果は狙い通り西峰直下のコルに出た。
だが、時間短縮に為ったかどうかは、、微妙 ( ̄~ ̄;)??。H22.07.10 梅雨の晴れ間に七面山&アケボノ平_e0050472_16441629.jpgH22.07.10 梅雨の晴れ間に七面山&アケボノ平_e0050472_16443748.jpg
尾根を急いで降ろうとするが、木の根が這った痩せ尾根や急なアップダウンの上、足に疲れが溜まってきて思うようにスピードが上がらない。
途中では、左右の足がつった(、、イテテ(>_<))りしながら、やっとの事で登山口迄たどり着いた。
林道分岐迄出ると、右側に明星ケ岳がドーンと迫ってくる。朝より天気が回復していて、くっきり見える。
大峰、良いですなぁ~ (@^∇^@) わぁーい。

現実に帰ると、此処から1時間の林道歩き、、たまらんで (*´∇`*;△ はぁー。
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H22.07.10 梅雨の晴れ間に七面山&アケボノ平_e0050472_13142071.jpgやっとの思いで林道をこなし、ヘロヘロ、汗だく、足痛、、這々の体で駐車地点にたどり着いた。
時計を見ると、17時前。おっ! 思ったより早かったな、、、プチ嬉しい。

しかし、1ヶ月のブランクが有ったと言え、この疲れ具合は、、、華麗加齢か? ( ̄~ ̄;)ウーン・・・。

大急ぎで、車に乗り込み、来た道をガガーッ、キキー、キュキュ、と突っ走り、途中、携帯のアンテナが立った所で、オデーカン様に、「今、帰る所。家には7時半過ぎ到着の予定です」とメールを入れる。
帰って来た返信は「ふぅーん」だけ、、、やばいかも (>_<)。

七面山、、、噂通りのアプローチの長さにはうんざりするが、大峰の奥座敷、秘境に相応しい素晴らしい景観だった。
今日一日、登山者には出合わず、静かな山行を堪能した。止めて有った車の持ち主は何処へ?。

次は、カラハッソウ谷から神仙平も、、、ほんまに行けるんか? 自分 (ー_ー)!!。
by loco156 | 2010-07-13 21:43 | H22.7 憧れの七面山
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