タグ
台高山系(55)
百名山(28) 大峰山系(22) 鈴鹿山系(21) 北ア山系(16) 八ヶ岳山系(16) 室生山系(15) スノーシュー(13) 7マウンテン(10) 和泉・金剛・葛城・生駒(7) 同行山行(6) その他(6) 布引山系(6) スキー(5) 北摂山系(5) 屋久島(4) 四国山系(4) 中ア山系(4) 南ア山系(3) 大山山系(3) 比良山系(3) 松阪香肌イレブン(2) 富士山山系(2) 伊吹山系(2) 両白山系(2) 度会山地(1) 高尾山系(1) 亀山7座(1) 天城山系(1) 以前の記事
2013年 01月2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 more... 検索
お友達の輪
ミリンの山日記
つれずれなるままに 私を登山に連れてって ラグライア 二子玉川店 ペンション【あぎ】 ロコの山迷記-Ⅱ (2013年1月~) ロコの山迷記-Ⅲ (2019年 1月~) ロコの山迷記-Ⅳ (2022年 4月~) [リンクフリーです] 最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ガス一杯、カタクリ未だ御池(1247m)・鈴北(1182m)
3月は、やれ決算や、やれ出張やでバタバタして、4月に入るとドッと疲れが出たのか、この所山歩きはご無沙汰だった。 連れ曰く「やれ三峰山や、やれ縞枯山やで遊び疲れや」との指摘。…ムムム鋭い! そう言う見方もある。 4月も終わりに近づいてきて、此れでは成らじ、平均月2回のノルマ達成が危うくなる。 幸いに、天気はまずまず良さそうなので、久々の出撃とする。 この時期は、例年藤原岳へ福寿草を見に行っていたが、雪解け道でドロンコ遊びもなぁ~、標高差も900m以上もあるし (ーー;)。 人生の天秤が墓場の方に強く傾いてきているのに、無理をして傾きを増やす事もあるまいと、今回は回避する。この辺、軟弱者なんです。 そこで、峰続きの御池岳がひらめいた。 標高は1247mと鈴鹿山系最高峰だが、登山口が標高500mなので藤原岳よりも楽そうである。 此処も、藤原岳に負けず劣らずの花の山だそうで、福寿草、カタクリ、ニリンソウ、ミスミソウなんかがわんさと咲いているらしい。 しかも、山頂付近は日本庭園と呼ばれている景色が広がっているらしい。って 本当??。 まぁ 百聞は一見にしかずとの諺もあるので、行って見るべぇと連れを誘い出す。 (エへヘ オデーカン様 お天気も良い様で (^_^)(^^ )スリスリ ) 当日朝、例によってバタバタと家を、予定遅れで飛び出した。 名阪国道を走っている頃は雲が厚く空を覆っていたが、東名阪に入る頃になると青空が広がり、いなべ近辺では快晴となった。 所が、鈴鹿山系の山並を見ると、尾根筋には雲が張り付いていて、まるで、琵琶湖方面から押し寄せる雲を堰き止めているようだ。 この状態が続くと、登りは快晴、山頂は雲の中の、余り嬉しくない事になりそうな気配であるが、此処まで来て引き返す気はさらさら無い。これ、奥、袖を引っ張るんじゃない。って 言ってみたかったりして。 春の日差しで温室状態になった我が車で、汗を拭きつつ登山口駐車場に到着(イタ車はどうもクーラーが弱い!! (ーー;))。 ネット情報によれば、駐車場は鞍掛峠トンネル入口付近と、それより15分程度手前に2箇所あるとの事だったので、最初の駐車場の状態を見てから停める所を決めることにしていた。 所が、最初の駐車場に空きスペースを見つけるのが精一杯で、選択の余地は無かった。 取り合えず停めて準備をしている間にも、次から次へと登山者らしい車が入っては出てゆく。 ご苦労様で~す!!。でも、駐車場所は在りませんよぉ~、多分。 駐車場からコグルミ谷の登口まで舗装路を歩いていったが、駐車出来る空き地は全て車が止まっている。その内、小型バスまで来て、道路で団体登山者を降ろしている。 春先、この辺の山々は花目当ての登山者が沢山集まるようだが、恐れ入った。_(_^_)_。 本日の徘徊ルート…コグルミ谷→ボタンブチ→御池岳→日本庭園→鈴北岳→鞍掛峠の周回 (☆↓画像全てクリックで拡大☆) 満杯の駐車場。この後も、次から次にやってくる。 快晴ですなぁ。 コグルミ谷の登山口。 右の入口に赤ロープが張ってあったが、先行者が行ったので後に続いたのが間違いで、数m行くと登山道は崩れていて、谷に少し降りて迂回する必要があった。 入口は左側に付け替えられているようだ。 久しぶりの山歩きで少し歩くと息が上がる。 ゼィゼィハァハァ (+_+)。 しばらく石灰岩質の山特有のガレガレ道を休み休み登ってゆくと、谷を跨いで左に道が分かれている。 もしかしてここが長命水かなと思いつつ、寄り道をする余裕が無いので通り過ごす。 後で、連れに長命水の出ている所だったようだと言うと、「何で寄らへんの!!。飲んだら寿命が延びるかもしれんやないの。ふんとにもぉ~<`ヘ´>」。 へぃへぃ 私が悪うござんした。…飲まんでもあんたは長生きやで、○○は世にはばかるって言うし。(小声) 長命水を過ぎて、谷筋から崩れやすい斜面をトラバースして行くと5合目の標識があつた。 ここまで1時間少々。亀足としてはこんなもんか。 この辺りから、後に続く団体さんなのか、声が追いついてきて、急かされているようで落着かない。 途中で団体さんと2人組みの男性パーテーに追い抜かされたが、こちらはマイペースである。 ヨロヨロと尾根道を辿ること約15分。 数人の登山者が寛いでいる鞍部らしい所に出て、見回すと、カタクリ峠との標識と共に「昔の炭焼きの人は天が平と呼んでいた」との案内があった。 ここから左にルートを取ると尾根伝いに藤原岳に縦走できるようだ。 この辺りも、木梶と同じく炭焼きがされていた様で、途中で釜後らしいものも見かけ、何と無く明るい林の雰囲気は似ているような。 足元をよく見ると、落ち葉の影にカタクリの葉が沢山見かけた。 でも、未だ若そうなので花が咲くまでにはもう少し時間が掛かるか。 カタクリ峠から尾根道を登ってゆくと、道の左右にイワカガミが現れ、それを過ぎると今度は緑鮮やかなコバイケイソウの新芽が乱立。まるで緑のロウソクである。 コバイケイソウの群生の傍に7合目の標識が立つ。 7合目から少し登ってから、一旦少し下ると、道の右に8合目の標識、左に真の谷の案内表示が立っている。 8合目の標識の下には愛らしい道祖神の石像が置かれている。 誰が置いたものか、世のチリや芥にまみれたワシラも、一瞬心が癒される思いである. 8合目をちょっと行くと、鈴北岳との分岐に出る。 ここは道を左に取って御池岳に向かう。 右に行くと御池岳を巻いて日本庭園、鈴北岳に至るようだ。 未だ一部に雪が残っているのか、少しぬかるんで来た谷筋を15分ばかり登り、ちょっとした広場に出ると、先行の登山グループが数人休んでいた。やっとの9合目である。 9合目からは谷筋に残雪が残っていて、残雪を避けて登ると泥で滑りそうなので、雪の上を歩くことにする。この方が何と無く歩きやすく、先行したグループを追い抜く。 フフッ やる時はやるのさ おいらも。なんて プチ 優越感。小市民だわな。 ミニ雪渓を過ぎて左に曲がると、御池岳とボタンブチの分岐にでた。 この辺りから、不穏な影が忍び寄ってきて、瞬く間にガスの中。 おいらとしてはボタンブチに寄ってから御池岳に行く予定だが、ここで連れがなにやら言っている「御池岳は右やで、寄り道したら帰りが遅れる、行きたくない…」。 聞こえませんなぁ~。耳が遠くなったかなぁ~。 ここは計画通り左に折れてボタンブチを目指す。 カレンフェルトの林を突き抜けると奥の平に出るが、出た所で、こりゃいかん。 ガスで見通しが聞かない。このままボタンブチにいっても展望が無いことにはなぁ~(--〆)。 やむなくここで昼食タイムとする。 奥の平入口の高台に場所を決めて荷物を降ろし、例によってカップ麺用のお湯を沸かしていると、バーナー台で何か動く物が目に留まった。 尺取虫のような動きだが、こいつは紛れもなくヒルである。 連れに「おい ヒルが居てるで」と教えると、「ギェー!! ヒルゥ~。はよ 他の場所に移動しよう」。 と言われても、お湯が沸きそうだし、確かネットの情報では、鈴鹿山系はヒルの宝庫らしいし、何処に言っても一緒やで。 で このまま食事を取るが、連れはモゾモゾ、モゾモゾして落ち着きが無い。 まぁ そう怖がらんでも。ちょっと血ぃ吸われるだけやし。 命に別状無いって。 「それでもいややぁ~」と食事を慌てて取ってザックを担ぎ出す。 もぉー!! しゃあないやっちゃ でも メシだけは食うんか! (ーー;) 慌てて休憩地を出発、6~7分で御池岳山頂に到着。 ここもガスが掛かっているが元々展望が無い様なので、記念写真を撮って早々に日本庭園へ下ることにする。 山頂では結構な人たちが休憩中で、途中で追い越したグループなぞは天麩羅を揚げている。 ムゥ~、あれもして見たい。さぞかし美味いやろなぁ~ (@_@;)。 連れ曰く「自分で全部持ちや、わしゃ知らん!」 ヘッ! 食わしたらんとこ。 御池岳山頂から少し下ると、登り時に8合目上の分岐から来る道と合流。 左に登ってゆくと日本庭園を経て鈴北岳に至る。 分岐から少し行くと、彼方此方に窪み(ドリーネ?)が点在した複雑な地形の所に出る。この辺からが日本庭園と呼ばれる所のようだ。 辺りの草木はまだ枯れていて、一面茶色だが、新芽が出揃うころには日本庭園らしくなりそうな気配が感じられる。 ドリーネ帯を過ぎると目の前が俄然開け、広い草原が広がっている。 草原の連なりには鈴北岳の平らな山頂が指呼の間である。 残念ながら、ガスで展望がままなら無いが、時折ガスの合間から青空が覗き、その時には少しの間遠望が利き、鈴北岳山頂に寛ぐ人影が見えた。 まあ こればかりは仕方が無いが、それでもガスよ去れと願いたい。 草原の真ん中辺りに標識が立っていて、真の谷、鈴北岳、元池の各方向を示しているが、御池岳は?。 それにしても地形が複雑な割には似通っていて、濃いガスにでも包まれたら方向を見失いそうである。 案内板の方向に、緩やかな斜面を、カレンフェルトを見ながら進み、傾斜がきつくなった所をグィっと登ると其処が鈴北岳山頂だった。 山頂は広場になっており、視界が良ければ辿ってきた日本庭園を眼下に見下ろし、先には御池岳はたまた藤原岳に連なる山々、進行方向には養老山系、遠くに伊吹が見えるはずだが、今日は時折ガスの隙間から覗ける程度である。 山頂には先客は一人だけで、何やらマイクらしい物に向ってゴニョゴニョ言っている。多分ハムだと思うが?。 一瞬、ガスが途切れた時の展望。眼下に藤原町、山並は養老山系、遠くは伊吹山が…見えない _(_^_)_ガク。 鈴北岳から鈴ヶ岳へも行って見たい所だが、時間が掛かりそうなので、鞍掛峠に降りる事にする。 鞍掛峠に降りるルートの初めは笹原状の尾根道で、展望が良い。 少し降った所にあるタテ谷への分岐があるが、それをやり過ごして笹原の尾根道を快調に下ると、やがて灌木帯に入る。 未だ新芽が出たばかりで、明るい林間の道である。 登山道傍や林の中には、カタクリの葉、ミヤマカタバミの花が沢山見られる。 その内、高圧電線の鉄塔が立つ広場に飛び出すと、鞍掛峠はほんの少しであった。 鉄塔から少し登り返した後、少し降ると鞍掛峠に出た。 峠は狭い尾根になっていて、小さな祠にお地蔵さんが収まっている。 此処からは結構急な坂道を降りてゆくが、地面が砂を撒いた様な感じで滑り易そうである。 滑るまいと、変に力を入れるので思った以上に足にくる。 やっとの思い出ジグザグ道を降りて、小さな鉄橋を渡り鞍掛トンネル前の駐車場に出ると、沢山の登山者が帰る準備で大童。停まっているバスに乗るようだった。 おいらも乗せてくれ~!! っても乗せてくれる訳も無い。 人生、こんなもんさと諦めて、アスファルト道をトボトボ。 15分程降ると駐車場にたどり着いた。 どうも、登山口からの林道降りは苦手だぁ~!!。 [本日出合った花々] ネコノメソウ シロネコノメソウ ミヤマカタバミ ニリンソウ ミスミソウ キクザキイチゲ カタクリ コバイケイソウ ヤマエンゴサク 根性イタドリ(アスファルトを突破る) 山桜、満開!!
by loco156
| 2008-04-24 21:56
| H20 御池岳・鈴北岳
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||